50代前半、マリッシュに登録した理由
50代前半でマリッシュに新規登録した。
正直に言えば、恋愛に対して前向きというより、「このまま何も動かないのも違う」という焦りに近かった。マリッシュは再婚・中高年向けという印象があり、年齢的にも場違いではないだろうと思った。
プロフィール作成で最初につまずく「年収」
登録してすぐに悩んだのがプロフィール項目、とくに年収だった。
正確な金額を書いたところで、誰がそれを信じるのか。そもそも50代前半という年齢で、収入面がどう見られるのかも分からない。
そこで、魔が差した。
「年収1500万以上」にチェックを入れた瞬間
選択式の年収欄に「1500万以上」という項目があった。
ワンクリックで終わる。説明も証明もいらない。
その瞬間、「まあ、最初だけだし」と自分に言い訳をしながら、チェックを入れた。
事実ではない。
盛っている。
完全に。
盛ったからといって、劇的に変わるわけでもない
意外だったのは、年収を盛ったからといって、急に女性から大量の「いいね」が来るわけではなかったことだ。若さや見た目、雰囲気のほうが影響は大きい。
ただ、プロフィールを見てくれる人の“警戒感”は、少し下がったような気はした。
メッセージが始まると、嘘の重さがのしかかる
やり取りが始まると、問題はすぐに現実味を帯びてくる。
仕事の話、生活の話、将来の話。
どこまで本当を言っていいのか、どこから誤魔化すのか。
嘘をついた瞬間から、会話はどこか不自由になる。
会う段階になると、現実から逃げられない
もし実際に会うことになったら、この年収設定は確実に足を引っ張る。
生活感、話のスケール、金銭感覚。
どこかでズレが出るのは避けられない。
「そのうち修正すればいい」と思っていたが、修正するタイミングは意外と難しい。
なぜ盛ったのかを冷静に考えてみた
振り返ってみると、年収を盛った理由は単純だった。
モテたいわけでも、騙したいわけでもない。
年齢による不利を、何か一つで相殺したかっただけだ。
50代前半という数字は、それだけでフィルターになる。
盛った結果、分かったこと
年収を盛って得られたものは、安心感でも自信でもなかった。
むしろ、「このまま進んでいいのか」という違和感だった。
マリッシュは、若さや派手さよりも、生活の現実を共有できるかどうかが問われる場所だと感じた。
正直に書くことのほうが、結果的に楽かもしれない
今なら思う。
盛らずに書いたほうが、やり取りは楽だったかもしれない。
少なくとも、自分を演じ続ける必要はない。
年収1500万以上という数字より、
「どう生きてきたか」のほうが、50代では大事なのかもしれない。
これは自分への記録
この話は武勇伝でも成功談でもない。
ただの失敗に近い体験だ。
同じように迷っている人がいたら、「盛る前に一度考えてみてほしい」と伝えたい。その違和感は、たぶん正しい。


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