51歳でマリッシュに登録した理由
51歳になって、マリッシュに登録した。
正直なところ、期待は半分、不安が半分だった。「この年齢で本当に会える人がいるのだろうか」「会話が続かなかったらどうしよう」——そんな気持ちが頭の中を行き来していた。
それでも登録したのは、ひとりでいる時間が長くなりすぎたからだ。寂しさというより、「誰かと食事をする時間」を、もう一度ちゃんと持ちたいと思った。
はじめて会うことになった40代の女性
やり取りを重ねた相手は、40代の細身の女性だった。
プロフィール写真は派手ではなく、文章も落ち着いていて、必要以上に距離を詰めてこない。その“無理をしない感じ”に、安心感を覚えた。
メッセージのテンポも心地よく、「一度、軽く食事でもどうですか」という流れで、自然に会うことが決まった。
待ち合わせで感じた第一印象
待ち合わせ場所に現れた彼女は、写真よりも柔らかい印象だった。清潔感のある服装で、姿勢もきれい。
「はじめまして」と挨拶を交わした瞬間、思っていたより緊張しなかった自分に気づいた。
お互いに年齢を重ねているからこそ、変に構えずにいられたのかもしれない。
インド料理という選択がちょうどよかった
選んだ店はインド料理屋だった。
スパイスの香りが漂う店内は、どこか非日常で、初対面のぎこちなさを和らげてくれる。
カレーの種類や辛さを相談するだけで、自然と会話が生まれる。こういう店選びも、初デートでは大切なのだと改めて感じた。
会話は盛り上がらなくていい
仕事の話、休日の過ごし方、最近よく食べるもの。
特別に盛り上がる話題はなかったが、沈黙が気まずくならなかった。それが一番大きかった。
「無理に話さなくていい相手」というのは、年齢を重ねるほど貴重になる。
食事をしながら感じた安心感
料理が運ばれてくると、自然と笑顔が増えた。
「辛さ、大丈夫ですか?」そんな何気ない一言が、距離を少しずつ縮めていく。
彼女が「こういう普通の時間、久しぶりです」と言ったとき、強く共感した。派手さはないが、確かに満たされる時間だった。
若い頃のデートとは違う良さ
若い頃のような高揚感はない。
その代わりにあるのは、安心感と落ち着きだった。背伸びをせず、自分を大きく見せる必要もない。
51歳の今だからこそ、この距離感が心地いい。
初デートを終えて思ったこと
食後のチャイを飲みながら、「今日は来てよかったです」と彼女が言った。
こちらも同じ気持ちだった。
結果がどうなるかは分からない。それでも、誰かと向かい合い、同じ時間を過ごせたこと自体が、ひとつの前進だと思えた。
51歳でも、出会いはちゃんとある
マリッシュでの初デートは、派手な出来事ではなかった。
けれど、「また会ってみよう」「もう一度、人と向き合ってみよう」と思える体験だった。
年齢を重ねても、出会いは終わらない。
インド料理のスパイスの余韻とともに、そう実感した一日だった。


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